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カラフルな“いいまち”を作ろう

“いいまち”ってなんだろう。

遊びに行きたいまち、住みやすいまち、挑戦しやすいまち。人それぞれがいろんな“いいまち”の考え方を持ってるんだと思います。

今回の募集は、どんな“いいまち”を実現したいか、それを自由に想い描き、行動に移していく仕事です。

伺ったのは福島県福島市飯坂町で“飯坂町を大いに盛り上げよう”という合言葉のもと、様々なイベントやアクティビティを運営している、特定非営利活動法人いいざかサポーターズクラブ。

飯坂町は福島市内でも大きな町。福島市街で働く方のベットタウンという側面以外に、温泉街、北部にはダム湖と、観光客で賑わうまちでもあります。

福島駅から通称、“いい電”と呼ばれる福島交通飯坂線に揺られる事約20分、終点の飯坂温泉駅で出迎えていただいたのは理事長の佐藤さん。

佐藤さんはこの飯坂町出身。地元を離れて働いていましたが、帰郷。飯坂町を元気にしたいといういいざかサポーターズクラブの理念に共感し、設立直後から活動に参加。現在は理事長職を引き継ぎ、飯坂町を元気にするために日々奔走されています。

飯坂温泉街

 

取材日は飯坂町で三日間に渡り開催される“飯坂けんか祭り”の初日。駅に到着してすぐ、お祭りの開始を告げる号砲が聞こえました。

飯坂町を代表するイベントの一つということで、佐藤理事長に案内してもらい、お祭り会場である八幡神社にお邪魔させていただきます。

境内ではちょうどお祭りの式典が開かれており、ハッピを着た地元住民だけでなく、地元テレビの取材から若い人達まで、多くの方がいらっしゃり活気付いています。

あいにくの天気でしたが
近くの小学生も見学に訪れていました

 

このお祭りは日本三大喧嘩祭りに数えられる有名なもので、温泉街を50人以上で担ぐ大きな屋台が練り歩きます。

2日目の夜には担ぎ屋台が6台、この境内でぶつかり合うメインイベントがありとても盛り上がるそう。

「お祭りの時期は、日頃仕事に出ている若い人もお祭りに参加しているから活気があるんです」

そんなお話をしながら、事務所に向かって、飯坂温泉の温泉街を案内してもらいます。


飯坂温泉は繁華街の福島駅や高速道路からの乗り入れが近いのが魅力の一つ。また奥羽三代名湯にも名を連らねる、日本有数の名湯です。

高度経済成長期には年間160万人もの観光客が訪れ、旅館は100件以上の宿泊施設が温泉街に立ち並び、とても賑わっていたそう。

しかし、その後のバブル崩壊や東日本大震災による原発事故の影響などで観光客は減少。多くの旅館も後継ぎの問題も相まって次々と閉店し、現在は40件程度の旅館が営業されています。

「温泉街には喧嘩祭り以外にも、日本最古の共同浴場や足湯など、観光の資源がないわけではないんです。でもそれだけでは足りない。その状況を変えるために、地域の居場所、コミュニティのハブスペースになってくれたらという思いで、いいざかサポーターズクラブは設立されたんです」

事務所

 

いいざかサポーターズクラブの事業所は古民家を活用したもの。1階には地域住民や観光客で賑わうカフェ「on café」が、2階が事業所になっています。

いいざかサポーターズクラブの活動内容や、今回の募集に関して、理事の金沢様にお伺いします。

金沢様は障害者支援の活動をされた後、いいざかサポーターズクラブの理念に共感し参画された方です。

「いいざかサポーターズクラブは“住んで歩いて楽しい街づくり”を目指しています。そうした理念の元、様々な活動を行って飯坂町を盛り上げようとしているんです。観光だけじゃなく、住んでいる人たちにも愛される、そんな多角的な事業展開を目指しています」

左:理事長の佐藤さん
右:理事の金沢さん


いいざかサポーターズクラブのメイン事業は観光促進のための資源探しやイベント開催。現在もダム湖を活用したカヤックツアーを筆頭に、自然と触れ合うアクティビティや観光客に人気のイベントを数多く行っています。

震災以降に取り組み始めた事業もあります。その一つが“冒険遊び場”です。震災以降、外遊びが減ってしまった子供達に、放射線量が低い飯坂町内の公園にて週1回、様々な道具を用いた遊びや、自然を活用したアクティビティなど、大人が見守りながらも子供達が自由に外で遊べる機会を作っています。

また、原発事故により故郷から避難して生活を余儀なくされている方々が、入居している復興公営住宅飯坂団地があり、多くの方が飯坂町にて生活しており、その方々に向けて健康サロン活動を行い、飯坂住民との交流会も開催しているそうです。

「どちらの活動も震災後から始まりました。震災後、放射能問題にて外遊びが一時期禁止となり。子供達の外遊びができずにいたなかで、幼少期の外遊びでの自然との触れ合いや、楽しい思い出が、地元への愛着に繋がり、将来地元での就職、一度町を離れても戻ってくる機会になると信じて冒険遊び場を開催しています。また、復興公営住宅で避難生活している方々との交流会も、住み慣れた土地を離れて、避難生活を送られている皆さんが、心も体も疲れてしまわないように、次のステップが決まるまでの間、飯坂町での生活を楽しく元気で過ごしていただきたいと思い。取り組んでいます」

こういった人を想う姿勢が、地域住民からの評価などにもつながり、いいざかサポーターズクラブの様々な活動の根幹を支えています。


今回新たなメンバーを募集するいいざかサポーターズクラブ。その方には今一番人気が出てきている、飯坂町のダム湖を活用した、カヤックツアーのインストラクターを担当していただきます。

カヤックツアーに取り組んだのは6年前。スタートしたきっかけは、飯坂町茂庭地区の過疎化問題です。

茂庭地区にある摺上川(すりかみがわ)ダムは、モンドセレクション金賞に3年連続で選ばれるほどの良い水質を誇ります。しかし、ダム設立以降過疎化が進み、人の手が行き届かなくなることで、水質が悪くなってしまうという問題を抱えていたそうです。

その状況を打破すべく、いいざかサポーターズクラブを含めた地元の有志団体が茂庭活性化プロジェクト“モニカツ”と称して活性化に取り組んで行きます。

マラソンや自転車レースなど、“モニカツ”のスポーツ&アクティビティの1つとしてカヤックツアーは始まりました。


いいざかサポーターズクラブのカヤックツアーの魅力はその規模感です。摺上川ダムは東北でも4番目の大きさを誇るダム。そのダム湖から見える景色の雄大さは圧巻です。

ダム湖ではエンジンボートや遊泳、釣りなどが禁止されているため、落ち着いた湖面は初心者でもカヤックを操作しやすくゆっくりと景色を楽しめるそうです。


年々来場者が増えているいいざかサポーターズクラブのカヤックツアー。今回の募集によって、より事業規模を拡大していきたいそうです。

「現在はメインのインストラクターは理事長と私の2名だけなんです。他の業務をしながらになるので急な予約などに対応できていませんでした。今回新たなメンバーに参加してもらい、その方がカヤックインストラクターとして活躍してもらうことで、より多くのお客様に楽しんでもらえる環境にしたいんです」

飯坂温泉の宿泊客だけではなく、近年では東北への旅行帰りなどにふらっと立ち寄るお客様も多いそう。また、福島県からはふるさと納税の返礼品にしないかといった提案もあるらしく、より多くのお客さんに楽しんでもらうために人員拡大は重要のようです。

募集に際してはカヌーの経験は問わず、未経験の方でもいいそうです。最初は佐藤理事長や金沢さんのサポートをしながらカヌーに慣れていき、徐々に独り立ちしていってもらうそう。

メインはカヤックインストラクターの業務ですが、オフシーズンなどは別の業務にも対応してもらいます。今後は冬のアウトドアとしてトレッキングなどにも取り組んでいく予定だそう。


「いいざかサポーターズクラブはアイディアをみんなで持ち寄れる場所として設立されたので、いいアイディアがあればどんどんいってきてもらいたいですね。自分の今までの経験を活かして、飯坂町をどう元気にしていけるか、そういった考え方ができる人だとすごくいいと思っています」

30年後の飯坂町を想像して、一緒に地域に根を張って切磋琢磨できる人材を求めています。


最後にいいざかサポーターズクラブの今後について教えていただきます。

「飯坂町にどんどんと魅力的な場所を増やしていきたいですね。福島県は旅行中に支払われるお金が平均より低いんです。つまり宿泊以外に遊ぶ場所が少ないんですね。その状況をまずは変えていけるよう、魅力的な遊び場を増やしていきます。そうやって少しずつやれることを増やして、飯坂町だけでなく、そこに訪れる人も、住んでいる人も、みなさんを元気にしていきたいです」

いいざかサポーターズクラブはまだまだ成長し、多くの人を元気にして行く団体なんだと感じました。お話を聞いて私もその将来像にとてもワクワクしています。

この仕事はまちも、人も、関わる全てを元気にする仕事。あなたの“いいまち”のアイディアをおまちしております。

求人募集要項
企業名・団体名特定非営利活動法人いいざかサポーターズクラブ
企業・団体情報【業種】 特定非営利活動法人
【設立】 2009年8月
【資本金】 50,000円
【従業員数】 4名
【運営施設】 カフェ(on cafe)
募集職種カヤックインストラクター
雇用形態正社員
仕事内容福島県福島市飯坂町茂庭地区の摺上川ダム(通称:茂庭っ湖)での、茂庭っ湖カヤックツアーでのインストラクター(ツアーガイド)業務
ガイド以外では当日のツアーの準備や片付け及び、慣れてきたら先輩ガイドと営業活動やツアー向上の企画など、幅広いお仕事を一緒に行っていただきます。
採用人数2名
給与月給150,000円~200,000円 ※経験・能力を考慮して決定します。
能力応じて昇給あり
福利厚生・社会保険あり(厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険)
・住宅補助あり(月20,000円)
・退職金なし(将来的に検討)
・2019年度:ふくしま移住希望者支援交通費補助金にて面接での旅費補助・資格取得支援・服装自由※ただしTPOに合わせた服装
勤務地福島県福島市飯坂町字湯沢26番地
勤務時間シフト制
(1)8:30~17:30(1時間休憩含む)
(2)6:00~15:00(1時間休憩含む)
(3)6:00~10:00/12:30~14:30
※(1)がベースとなりますが、参加者の状況により勤務時間を(2)(3)になる場合があります。
休日・休暇週休2日(土日とは限らず)
年末年始休、特別休日有り
住宅近隣住宅を斡旋します
※家賃相場4~5万/月
募集期間〜2020/3/1
応募資格・選考基準普通自動車免許
学歴不問
未経験OK(カヤックスキルが無くても大丈夫です。採用してから時間をかけてカヤック操舵及びインストラクター(ツアーガイド)としての、スキルを見つけていただきます。)
選考プロセス1.本サイトからのお申し込み
2.書類選考
3.面接
※不採用理由についてのお問い合わせにはお答えできません。
その他

いいざかサポーターズクラブHP
いいざかサポーターズクラブFB
参考:2019年度:ふくしま移住希望者支援交通費補助金

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