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英語をもっと面白く
公営塾の新しい挑戦

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ご応募ありがとうございました。

情報化やグローバル化など社会の状況が大きく変化する中、教育も時代に合わせて変化していかなければいけない。では、これからを担う子供達が身に付けるべき力とはなんなんだろうか。

ふと、そんなことを深く考える取材になりました。

今回の舞台は岡山県和気町。岡山県南東部に位置する山々に囲まれた小さな町のお話です。

実はこの和気町、町内すべての小中学校が、文部科学省の教育課程特例校に指定されています。その名も「英語特区」。そのため、他の自治体と違い学習指導要領の枠を超えた独自のカリキュラムを組むことが可能になりました。和気町では、子育てに適した豊かな自然だけではなく「英語教育」を軸に新しいまちづくりに挑戦しているのです。

JR和気駅のすぐ目の前。昼はカフェとして町民で賑わいます

 

そんな英語教育を担うために作られた施設があります。駅前に立地する交流施設「ENTER WAKE」という無料の公営塾。もともと銀行だった建物をリノベーションしたもので、小中学生を対象とした公営塾として活用されています。この公営塾では地域おこし協力隊が講師となり、学校以外の学び場として英語力向上のための授業や、宿題の手伝いなど幅広い活動を行なっています。このように内外で連携することで手厚く子どもたちの英語力を育てているのです。

今回は、この公営塾の新たな一員となる講師を募集します。教育に興味がある。自分の英語力を生かしたいという人は英語教育の先進地である和気町に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

まずは、和気町がなぜ英語教育を軸にしたまちづくりを進めようと考えたのか、その内容とともに詳しく伺ってみましょう。和気町教育委員会の教育長である徳永昭伸さんに英語教育の構想や想いをわかりやすく教えていただきました。

 

「このグローバル化の波が押し寄せている中で、これからを担う子供達には今まで以上に英語が必要になると思うんです。たとえ海外に行かなくても、国内ではインバウンドが増えている背景もある。自分たちが社会で何かしようとした時、英語が大いに役立つと思います」

和気町が英語に力を入れる背景には、子どもたちが学校を卒業して社会に出るときに役立つ力を身につけてほしいという強い思いがあります。さらに英語教育が地域の魅力となり、移住増加のきっかけになるなど地方創生の側面もあるようです。

「これは僕の夢物語なんだけれども、和気町に来た海外の方に公営塾の子供達が、英語で町を案内するんです。公営塾はちょうど駅前にあるので、海外の方を見かけると子供達が自然に交流していくような、そんな未来を夢みて取り組んでいます」

しかし、教育とは難しいもので一方通行では成り立ちません。教育を受ける側の子供達の英語に対する姿勢も変わらなければいけないのです。そこで一方的な指導教育ではなく、まずは英語に親しみ楽しんでもらう努力をしているそうです。

「和気町では小中学校だけではなく、3歳から英語に触れ合う活動を行っています。幼少期から英語の歌や挨拶に触れることで英語に親しみ、英語は楽しいものだと感じてもらえるような活動を行なっているんです。そして、小学校にあがるとコミュニケーション能力の向上に力を入れています。これは文法が中心の英語授業の延長ではなくて、英語の魅力につながる部分、例えば相手の話していることがわかるとか、自分の言いたいことが表現できるとか。こういった意思疎通できるようになることが、楽しさにつながり意欲的に学ぶ姿勢を作ると思うんです。」


教育内容が、文法や知識の習得中心に偏り過ぎてはいけない。表現の手段としての言語を習得するためには、もっとアウトプットの部分を増やしていかなければいけないと徳永教育長は考えています。

「来年度、中学校では子供達が英語にもっと興味関心を持って取り組めるものは何かないだろうかということで計画していることがあります。それが海外の学生とネット経由で交流しようという試みです。同年代の子供達と会話をしたり、交流することで英語に対する意欲付けができないだろうかと考えました。これは自分の住む地域を知ることにもつながります。日本のことを知らない海外の子供達に自分の町はどこにあって、何が名産でどんな歴史のある町なのかを説明しないといけないですからね。英語を通して教育に幅が広がるんだろうと思いますよ」

現在、オーストラリアの学校と話を進めているそうです。まずは、実験的に進めて町内の学校全てに広げていく予定です。そのためにも地域おこし協力隊には手助けをしてもらいたいと言います。

「今も非常に優秀な地域おこし協力隊が一生懸命やってくれています。彼らの活動見ていると、もっともっと可能性はあるなと僕も刺激を受けます。皆さん岡山県とは関係ないところから来ているから別の視点を持っているし、考え方も違う。だから話をしていると気づきがたくさんあって、逆にこちら側が学ばせてもらっています」

 

そんな徳永教育長の期待に応えているのが地域おこし協力隊の中村和馬さん。東京出身で2016年に協力隊に就任。公営塾の運営を中心に、中学校の授業支援にも携わっています。

「昔から教育に関わりたいと想い、学生時代は塾で講師をしていたんです。和気町の取り組みを知れたのは、塾の同僚がこの和気町で協力隊として働き出したのがきっかけです。地域ぐるみで教育を盛り上げているというのがすごく新鮮でしたね。最初はボランティアスタッフとして公営塾に参加したんですが、この活動にやりがいを感じたこともあって、すぐに移住しました」

吉井川

 

「和気町には吉井川という大きな川が流れているんですが、昔は高瀬舟の交易地点として、とても栄えていた宿場町だったそうです。人が多く行き交う場所だからこそ、外から来る人間にも分け隔てなく接する土壌があるんです。その町民性からか、僕はすぐに溶け込むことが出来ました」

それから約3年、中村さんを中心に公営塾は様々な試行錯誤を経て少しずつ軌道に乗ってきました。現在、公営塾は6人の地域おこし協力隊で運営されています。実は協力隊の他に地元の大学生が参加してくれているんだとか。

英語を使った動画編集の授業

 

「この公営塾は外国人留学生との英会話や英検対策といった基礎学習のサポートから、英語を使ったボードゲームやカードゲーム、人狼ゲームなど様々な取り組みが行われています。英語習熟度や目標別に応じて取り組む内容は変わりますが、全ては英語教育の一環です。この取り組みには岡山市内の大学生にも参加してもらってるんです。この大学生との交流が最大の特徴ですね」

参加する大学生は、英語を専攻している学生や教員を目指している方が多いそうです。取材当日も5人の大学生が授業をサポートしていました。この大学生たちが小中学生に様々な文化がもたらすのです。

「講師として参加している大学生たちはそれぞれに色んな色を持っているんです。教育だけではなく、絵が得意な人や民族音楽が好きな人が色々な文化を持ってきてくれます。子供達にからすれば英語だけではなく、異文化を学ぶ場所にもなるんです。先週は、シリコンバレーの大学に通う学生に、現地の説明や様子、日々の感想を伝えてもらいました。英語教育だけではなく、様々なことが学べるのがこの公営塾の特徴ですね」

グローバル化を見据えた言語の習得の裏には、非言語である異文化への理解関心を促進する異文化コミュニケーションが欠かせないのです。

自発的に英語を勉強したいという子供を増やし、英語に対して前向きになってもらうにはどう手を差し伸べたらいいかなど、新しい協力隊に考えてもらいたいことも沢山あるそうです。

「実は、僕の協力隊としての任期が今年の8月末までなんです。新しく来てくださる協力隊には自発的に学ぶ子供達が増えるように、オーナーシップを育ててもらいたいなと思います。自分の未来を自分で考えて行動できる人間になるには、いかに学習を自分ごとにしていくかが大切だと思うんです。一方的にコントールしすぎないような、子供達と一緒に成長していくような、そんな教育観のある人がいいなって思いますね」

中村さんは協力隊の任期終了後も講師という形で公営塾の運営に関わっていく予定だそうです。一方で、個人で学習塾を開業するために準備も進めています。

「この地域には塾がないんです。塾に通いたい生徒は岡山市内まで通うことになるので送迎する保護者の負担は大きい。そういう意味では塾を確立できたら自分の生業にもなりますよね。今はまだ2名しか生徒がいないんですが、実績を少しずつ積み上げています」

公教育の公営塾と、民間の学習塾の両方に関われることが中村さんの強みです。どちらも教育の観点からは一長一短があるもの。公営塾で学んだノウハウを自由度の高い学習塾で生かし、学習塾で学ぶノウハウを公営塾にも生かす。そんなノウハウを循環させる試みに中村さんは挑戦していきたいそうです。中村さんの教育にかける想いの強さが垣間見えます。

和気町には徳永教育長や中村さんのように教育に向き合い、挑戦している方がたくさんいます。もし教育に少しでも興味関心があるのなら英語特区として答えのない問いに挑み続ける和気町で、「教育」について肌で感じながら挑みんでみるのはどうでしょう。

求人募集要項
企業名・団体名和気町教育委員会
募集職種地域おこし協力隊
雇用形態・和気町地域おこし協力隊設置要綱に基づき委嘱します。
・委嘱期間:平成31年4月(委嘱予定日)から平成32年3月31日まで
※本人の希望及び町役場と相談等により委嘱日を早めることもできます。
※最長で平成34年3月31日まで更新することができます。
仕事内容⑴公営塾の講師、運営
和気駅前に立地する旧銀行店舗跡地の交流施設「ENTERWAKE」を公営塾として利活用する。通常の学校カリキュラムでは指導が困難な英検等の資格試験対策や英語の授業の補講等について、オンライン教材等を用いて学習する機会を提供し、地域おこし協力隊が中心となり巡回指導形式でサポートする。

⑵県立和気閑谷高校魅力化事業
庶民教育のための閑谷学校の伝統を引き継ぎ、多面的な学力を伸ばし、個々の才能を開花させる学校づくりの支援。和気閑谷高校と地域が一緒になって魅力化を進めていく協働体制づくり。都市部の大規模校では出来ない魅力ある教育活動で生徒の人間力を育成する。
採用人数2名
給与月額 200,000円(賞与はありません)
福利厚生・住居は、和気町で用意します。(家賃は町で支払います。)
・健康保険、厚生年金、雇用保険に加入していただきます。
・活動に必要なパソコン等は貸与します。
勤務地和気町内の指定する地区(学び館「サエスタ」、県立和気閑谷高校等)
勤務時間・月曜日~金曜日(週休2日)38.75時間。8:30~17:15(休憩12:00~13:00)
・活動内容により時間変更可能
・土曜日若しくは日曜日に勤務された場合は休日を勤務日に振り替えます。

休日・休暇・週休2日
・有給あり(1ヵ月につき1日、年間93時間)
住宅住居は、和気町で用意します。(家賃は町で支払います)
募集期間〜2019/11/12
応募資格・選考基準・概ね20歳以上45歳以下の方(性別は問いません)
・心身ともに健康で誠実に勤務ができる方
・過疎・山村・離島・半島地域以外の都市地域に生活の拠点がある方で、和気町に住民票を移動できる方
・和気町に1年以上の滞在を予定する方
・地域の活性化に意欲があり、地域が抱える課題の解決に積極的に取り組むことができる方
・普通運転免許を所持し、実際に運転ができる方
・一般的なパソコンの操作ができる方
・地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方
※地域要件については、総務省の「地域おこし協力隊」の関連ページで確認してください。
選考プロセス1.本サイトからのお申し込み
2.書類選考
3.面接
※不採用理由についてのお問い合わせにはお答えできません
その他

和気町役場
和気町公営塾
和気町移住サイト「wakesum」
地域おこし協力隊 募集要項

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