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地域を変える
ローカルブルーイング

ビール造りを通して、実現したい夢がある。

地域内で資源が循環し、誰も取りこぼされることなく、ここに住む人々が幸せになれる未来を作りたい。日々提供する1杯の先に、数々の思いを巡らしながら、地域と共生する「ローカル・ブルワリー」を目指すオリエンタルブルーイング株式会社。

ビール造りの先に描く大きな夢を教えていただきました。


オリエンタルブルーイング株式会社は、石川県金沢市内に醸造所と直営店3店舗を持つ金沢のクラフトビール会社です。

製造しているクラフトビールは加賀棒茶のスタウトや湯涌ゆずのエールなど、石川県の名産品を用いたユニークなものばかり。直営店ではその独創性のある味を求めて観光客のみならず地元の人も多く訪れ、連日賑わっています。

その仕掛人が代表取締役社長の田中誠さんです。東京で外資系経営コンサルタントとして活躍したのちに、結婚を機に退職し金沢へUターン。結婚式の翌日からは約1年間海外に渡航し、そこでビール造りを学んだそうです。


「昔から将来は金沢に帰省して、起業しようと考えていたんです。いくつか候補は考えていたんですが、正直ビールはダークホース的な感じでしたね」

そう笑う田中さん、ビール製造の道へと舵を切ったのは1年間海外へ渡航した経験が大きいそうです。

「海外にいる間に、ボランティアを募集するマッチングサイトを使って海外の小規模ブルワリーへいくつか応募していたんです。一度本格的なビール造りって経験してみたかったんですよね」

いくつか連絡を取っている中で、一人のスウェーデン人の元でビール造りを学ぶことになります。

「ビール造りを教えてくれたスウェーデン人のグスタブがとても良い人でした。ビールの製造方法を包み隠さず丁寧に教えてくれたんです。彼のおかげでビール造りができるようになって、これは日本でもビール事業をスタートできるぞと思ったんです」

グスタブの元で修行中の田中社長

 

手応えを感じつつ帰国後すぐに事業がスタートします。何より大切にしたのは金沢の素材を活かすこと。海外滞在時に数百種類のクラフトビールを味わったそうですが、やはり自分が作るならば、ローカルに根ざしたユニークな商品がいいと思ったそうです。

「ローカルに根ざすっていう意味で、会社やラベルのロゴにもこだわりました。石川県は“弁当忘れても傘忘れるな”という格言があるほど降水量が多くて、傘がキーアイテムなんです。地域に根ざすブルワリーとして、和傘をモチーフにしたロゴを採用しました」


様々な試行錯誤の末、2016年に金沢の観光地東山に一号店を出店。大正時代の建物を自分たちでリフォームしたそうです。この東山店はブルーパブというビールを作るブルワリーと、それを楽しむお店が合わさった珍しい形で運営されています。

「最初は一人でビールの製造、出荷だけをする選択肢も考えていました。でも友人が店長として参画してくれてたので、僕が醸造し、彼が接客を担当するというブルーパブのお店にしたんです。結果的にこの形はすごく良くて、作ったものをその場で飲んでもらえるのでフィードバックが早い。お客さんからすぐに意見がもらえるのでそれを日々のビール造りに取り入れてレシピを変えていきました。この形のおかげで少しずつビールのクオリティをあげていくことができたんです」

東山店

 

お店が繁盛していく中、大手クラフトビールメーカーから醸造士の方が田中さんの想いに共感して入社したりと、徐々に人数を拡大していきます。現在は田中さん以外に、ビール造りを担当する醸造士2名と店長が3名、アルバイトスタッフ30名程度が在籍しています。

醸造士2名が入社したことで、味も技術面も安定してきたそうです。そこから次に取り組んだのが店舗拡大とビール工場の設営です。

「ビールはやはり製造がメイン。だから自社工場はもともと必要だったんです。嬉しいことにしっかりと経験を積んだ醸造士も2名きてくれて、ビールのクオリティはあがりました。ただ醸造士、店長、みんなにそれぞれスキルを活かしてもらおうと思ったら、待遇面など、1店舗の売り上げでは賄いきれなくて。それで店舗も増やしていくことになりました」


この製造工場は金沢駅から車で25分程度、湯涌温泉の麓にあります。この地域はビールの原料のホップを育てる上で最適な環境なんだとか。冷涼な気候、山から流れ出る上質な水が良質なホップをもたらします。

現在、工場裏ではホップの育成に挑戦中。将来的にはこのホップを使い、今まで以上に地域の素材を使ったビール造りを実現したいそう。

この地域に工場を構えたことで、面白い地域貢献活動も始まりました。

「この湯涌では地域おこし協力隊の方が活躍されています。彼はこの地域でホップを作っているんです。僕らはそのホップを原料に、この地域のみで販売するビールを製造しています。このビールを目当てに湯涌に足を運んでくれる人が増えれば地域貢献につながるし、何より地域おこし協力隊の方のホップ作りに協力したいんです」

それ以外にも地元のお祭りでの出店など、地域との連携を深めていくオリエンタルブルーイング。田中さんの中には地域に根ざすということに確固たる信念があります。

「僕らが目指すのはローカルブルワリーなんです。そこを目指す上で、地域内でもっといろんな連携できたらなと思っています。例えばこの工場でビールを作ると麦芽カスが毎回600キロも出るんです。本来は産業廃棄物になるんですけど、これを近くの牧場で牛の飼料として活用してもらっています。捨てるよりもずっとエコですし、地域内で資源が循環しているのがいいと思うんです」


それ以外にもオリエンタルブルーイングでは使用済みの瓶の回収、再利用も行っています。クラフトブルワリーでは珍しいことだそうです。空き瓶をゴミとして処理する場合、環境負荷が高いことや、再利用することでコストを削減できる点から工場内に洗浄機を設置したんだとか。

環境対策以外に、飲食店や小売店との連携においても取り組むべき課題があるといいます。

「現在の課題は商品の値段の高さですね。もちろん値段が高くても買ってくれる人はいます。でもそれだと飲食店や酒屋さんが儲からなくなっちゃいますよね。だからお互いしっかり利益が出る価格帯まで値段を下げられるように効率化を進めていきたいんです」

地域内での連携を強めることで資源の有効活用と、相互利益が生まれる環境を整える。その仕組みを循環させていくことで、ビール醸造所が地域を潤すエンジンになる。それがローカルブルワリーとしてオリエンタルブルーイングが目指す未来です。

洗浄される空き瓶

 

思い描く未来を実現するために、会社としてもしっかりとしたビジョンを描いています。

「今後はこの地域にしっかりと根ざしてシェアを伸ばしていきたいですね。この工場がフル稼働すると石川県内のビール消費量の1%をまかなえる計算です。まずはそこを目指します。自社店舗、飲食店小売店への卸、あとは通販ですね。この3つの売上をバランスよく成長させていきたいです」

成長曲線を描いていく中で、外せないのがビール造りの品質向上と効率化と言います。そのためにソフト面だけでなくハード面でも投資をしているのだとか。

「醸造のレベルをもう一段上げたいんです。それを実現するために、工場内でシステムを組んでいて、24時間のデータを残しているんですよ。この情報を活用して、効率と品質を両立させたビールを造ることが目標です。また最終的には遠隔操作によって、無人でも管理運営ができるようにしたいですね」


そんなオリエンタルブルーイングでは、正社員と店舗スタッフを募集します。働く上で、どんな点を重要視されているのでしょうか。

「正社員・アルバイトを問わず、“好奇心”と“責任感”を持った人と、一緒に働きたいと思います。醸造士の方ならば、通常業務以外にもレシピの改善や、新しいビール造りにチャレンジしてもらいます。受動的な人よりも、好奇心や探究心を持って、自分から取り組んでくれる人がいいですよね。他にも営業を担当してくれる人も入ってくれたら嬉しいです。僕らの考えやビールを理解して、会社の顔として営業してくれる人。責任感は当然、ビールの味の違いなど細かなところにも興味を持って学んでくれる人がいいですね。やっと会社としての土台ができてきました。ここにいろんな個性を持った人を迎え入れ、新しいプロジェクトの原動力になっていただけると幸いです」


「店舗スタッフは、自社ビールについてちゃんと説明できるようになることはもちろん、お客さんの気分に合わせておすすめのビールを提案できるような接客を目指して欲しいです。外国人のお客さんも多いので、ビールが好きで英語を勉強したい人が向いていると思います」

目指すは地域と共生するローカルブルーイング。オリエンタルブルーイング流の挑戦は始まったばかりです。

求人募集要項
企業名・団体名オリエンタルブルーイング株式会社
企業・団体情報【業種】ビール醸造業
【設立】2016年3月
【資本金】10,000,000円
【従業員数】6名(アルバイト除く) 
【施設】湯涌醸造所
    店舗:東山店、香林坊店、金沢駅店
募集職種①店長候補
②醸造士候補
③店舗スタッフ
雇用形態正社員(①及び②)
アルバイト(③)
仕事内容①クラフトビールのお店の店長。接客(英語での接客含む)、調理、経営管理、労務管理など。
②ビール醸造、発酵管理、樽詰め、瓶詰、配達、受注、発注、帳簿付けなど
③接客、サーブ、軽食調理、会計など
採用人数①②若干名
③5名
給与①②月給229,000〜円(+能力給)試用期間3ヶ月
③時給1,000円〜(研修期間900円)
福利厚生①及び②
・賞与あり
・社会保険あり(厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険)
①②③共通
・樽生のクラフトビールとまかない飯あり
勤務地金沢市内 各店舗および醸造所
勤務時間①②1日8時間 休憩時間60分、シフト制
③1日4時間以上、週2日から
休日・休暇①②月8日休み
住宅家賃相場1K 30,000円/月
募集期間〜2019/10/6
応募資格・選考基準①②③共通
18歳〜40歳まで
①②求めることは好奇心と責任感です。
クラフトビールを一生の仕事にしたい方、いいものを作るための地道な作業が苦にならない方からのご応募をお待ちしています。
ワード・エクセル、英語、飲食事業経験などがあれば望ましい。
③ビールが好きな方
英語での接客に興味がある方
選考プロセス1.本サイトからのお申し込み
2.書類選考
3.面接
その他

オリエンタルブルーイングHP
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