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あなたはこの小さな島で
何に気付いて何を築いていくのだろうか

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ご応募ありがとうございました。

「大量生産・大量消費を支えるために分業化された狭いシステムの中に自分を閉じ込める。そこは空虚な場所で、私はその仕事に対して達成感を感じられませんでした。自分のためと言うよりかは会社のためと感じるようになったんです。だから、会社のために生きる人生はやめようと決意しました。自分のために生きたい。それがこの島に来たきっかけです」

島根県西ノ島町で今年の4月に地域おこし協力隊に着任した池田さんは言います。

仕事の内容が面白い、海の近くに住みたい、好奇心を満たしたい、自然が好き、お金じゃ買えない経験をしてみたい。どんなことでもいい。人生に変化を求め、何より理想をもっていること。そんなポジティブな人々が集まるこの島は、独自の文化を形成し始めています。人口3000人ほどの小さな島に、1年間で飲食店が4つも開業するほど盛り上がり。

そんな西ノ島で地域おこし協力隊の募集が始まります。
さあ、あなたがしたい、あなたにしかできないことを思い切り表現してみるのはどうでしょう。


地域おこし協力隊とは行政が行う移住政策のひとつ。最近ではすっかり認知され、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。そこで、西ノ島町役場産業振興課の地域おこし協力隊の採用担当をしている村上さんに経緯や詳しい内容を伺いました。

村上さんは大阪からIターン、西ノ島町行政職員を務めること12年。様々なプロジェクトに関わり変化する島の姿を見てきた中で、地域おこし協力隊を軸に西ノ島を変えていきたいと思うようになったそうです。

「今まで通りやっていても何も変わらないし、これから何年経とうと変わらないと思うんです。何か変化が必要な時、やっぱり昔ながらのやり方を変えられない。現状維持は衰退と同じだという認識が薄いのかもしれません。だから意識を変えるためには刺激が必要だと思います。協力隊はまさに意識を底上げするための刺激になり得る。外からもたらされる影響を受けて、行政も民間にも離島を盛り上げようという気持ちになってくれればいいですよね」

そんな思いから、地域おこし協力隊の事業は始まりました。現在では隊員9名が活躍しています。任期満了後に定住した協力隊OBは3名。今年の4月にはキッチンカーでご夫婦が起業されるので、合計5人が定住したことになります。また、今年の4月から新たに3名就任予定だそうです。

今年4月に起業予定のキッチンカー

 

日本全国から様々な方が応募してくる中、西ノ島町では受け入れる上で大切にしていることがあるそうです。

「僕らが大切にしていることは、募集してきた隊員をお客様だと思わない事です。行政は必死になって募集しているのだから、都会から移住する隊員を、お客様のような感覚で対応している行政もあります。隊員側にも、わざわざ来たんだから何でも世話をしてくれるんでしょと思っている方がいるのも事実です。厳しい言い方かもしれませんが西ノ島においては、お客様対応はしません。ただ、冷たい対応を取るという事ではなくて、同じチームとして進んでいきましょうという事です。どちらが上とか下とかではなく、対等でいたいと思っています。ですから、行政側から強制的に仕事を押し付けるつもりはありません」

募集の多さに目をみはる。利害関係者との調整はしっかりできているんだとか

 

西ノ島を盛り上げようという共通認識のもと、チームとして互いに尊重し歩幅を合わせる必要があるようです。同時に、自分が何をしたいのかというビジョンがなければいけません。これなしには、行政が隊員にどんなサポートを行えばいいのかが見えないのです。

そんなとき、村上さんはどうするのでしょうか。

「漠然と何かをしたい。と考えてくる人が多いのも事実です。そのため西ノ島町で就任後の働き方をイメージしやすいように募集内容を細分化しています。ただ、この募集要項だけに縛られない働き方もできます。それがこの島の魅力の一つです」

Bar くすのき

 

「例えば、西ノ島の協力隊で初めて起業した方は、もともと観光の担当で入っています。しかし、現在では全く違う業態でバーを経営しています。彼の場合、観光協会など観光の仕事に限らず、漁協や地元の企業にも研修に行き、そこで人脈を築く。彼は、バーを開くという目標が最初からあるので、認知されることを優先して行動していたんだと思います。交流することで空き物件の情報も入ってきますからね。行政と仕事をするだけが正解ではないんです」

本人の考えや将来的なビジョンによっては全く別の活動しても構わないんだとか。土台にあるのは西ノ島を一緒に盛り上げようということ。本質はなにかを見失ってはいけません。その上で、互いに納得する形で進めていきたいと村上さんは思っています。

「大切なのは話し合い。打ち解け合ってしっかり話すこと。コミュニケーションがうまく取れずお互いに不信感が生まれてしまっては成果が出ないし、定住に繋がらないじゃないですか。ただ、町との雇用形態で公務員となるわけだから節度はあって欲しいと思います。何でもかんでもしていいわけではない。ただ自由度がないと、協力隊の持ち味が発揮されないというのもわかっています。だから、同じチームとして僕に相談もして欲しいし、何をしたいのかをしっかり伝えて欲しいです」

村上さんのお話を聞いていると定住率が高い理由がわかります。

では、実際の隊員はどんなことを思っているのでしょうか。教えてくれたのは、陶芸家のもとで修行に励む山下さん。

「土は繊細で生き物感がすごい。指先からいろんなものが伝わってしまうようなそんな感覚ですね。想像より難しくて、思ってたより楽しいです」と自分のやりたいことを大切に、ここでの暮らしを楽しんでいるようです。

離島で暮らしていくためのアドバイスを聞いてみました。

「島を変えようというのは規模が大きいけども、まず、目の前にある手の届く範囲を変えてやろうという気持ちが大切なのだと思います。昨日よりも今日、今日より明日。その小さな変化の繰り返しが、地域おこし協力隊としてすべきことですし、日々楽しむことに繋がるんだと思います」

もうひとかた。同じ陶芸に勤しむ池田さんにも聞いてみます。

「単純ですけど、3年後の目標は大切です。物事に対する理想や情熱だけだと、求めていたものと違ったり、嫌なことがあると簡単に折れてしまうと思うんです。でも、目標があれば頑張ろうと思うじゃないですか。だから私は、3年後を見据えて行動しています」

池田さんは、長期滞在型の陶芸プログラムを作りたいと考えているようです。その目標の実現に向けて、自分のビジョンを口に出すことの大切さを実感したのだとか。自分が何をしたくて、何を求めているのかを知ってもらうことで協力者がすぐに見つかり、実現のために行政から観光協会など、様々な方とすぐに繋がる。小さな島のメリットと言えそうです。

 

「あとは、どんな視点を持つかで島に対する見え方が変わります。例えば、陶芸に取り組む私たちには、島にある土が資源なんです。でも、普通は土なんて誰も見向きもしませんよね。でも、土でさえ資源になり得るのだから、西ノ島にはもっとたくさんの資源があると思います。視点を変えることで、気付く発見や見える景色があるんじゃないかと。それに対して価値を見出せるような人であればこの島で活躍できると思いますよ」

可能性を育てていく。育てていける環境が西ノ島にはあるのだと思います。

どんな暮らしがしたいのか。何をしたいのか。悩んでいるなら、一度島を訪ねてみてください。 あなたと、あなたの家族の未来がそこで待っているかもしれません。

 

 

求人募集要項
企業名・団体名西ノ島町役場
募集職種地域おこし協力隊
1.島に「笑顔」を与える映像制作活動
2.島の特産品を全国に発信!ふるさと納税 PR 活動
3.保健師活動
4.保育活動
5.保育園での調理活動
6.地元食材を使用した料理等の商品開発に係る活動
7.西ノ島町の活性化に係る活動
8.農林水産業の振興に係る活動
9.未来の造船業の担い手の募集
10.観光業の担い手の募集
雇用形態⑴⑵のどちらか選べます。

⑴ 嘱 託 : 西ノ島町の嘱託職員として、西ノ島町長が任命します。
雇用期間は2019年採用(委嘱)の日から2020年3月31日までとし、以降1年単位(年度ごと)で更新し、最長で3年まで延長する場合があります。2年目以降、起業や定住に要する時間を設けるため雇用形態等は相談可とします。

⑵委 嘱 : 西ノ島町地域おこし協力隊として委嘱します。(雇用関係なし)
委嘱期間は2019年委嘱日から2020年3月31日までとし、以降 1 年単位(年度ごと)で更新し、最長で3年まで延長する場合があります。2年目以降、起業や定住に要する時間を設けるため雇用形態等は相談可とします。
仕事内容隊員は地域の実情に応じて、西ノ島町役場等と連携しながら活動を行います。1 年目は相談に応じて期間を定め、年内に複数の活動を行っていただく場合もございます。また、活動終了後の起業を目指して、隊員の特性に合わせた活動等を相談しながら行って頂く予定です。
採用人数若干名
給与⑴嘱 託 : 月額155,700円(賞与年2回、通勤手当、時間外勤務手当)

⑵ 委 嘱 : 日額9,000円
福利厚生⑴嘱 託
(ア)社会保険等(健康保険・厚生年金・雇用保険)に加入します。
(イ)住居は町が準備する住宅へ居住していただきます。家賃は予算の範囲内で町が負担します。
(ウ)転居に係る費用、家財道具、光熱水費や使用料、その他日用品や生活費等は自己負担となります。
(エ)活動に必要な経費は西ノ島町が予算の範囲内で負担します。

⑵ 委 嘱
(ア)社会保険等(健康保険・厚生年金・雇用保険)には加入しませんので、国民健康保険、国民年金に加入してください。
(イ)住居は町が準備する住宅へ居住していただきます。使用料は予算の範囲内で町が負担します。
(ウ)転居に係る費用、家財道具、光熱水費や使用料、その他日用品や生活費等は自己負担となります。
(エ)活動に必要な経費は西ノ島町が予算の範囲内で負担します。
勤務地島根県隠岐郡西ノ島町内
勤務時間⑴嘱 託
勤務日は原則週5日勤務とし、勤務時間は1日7時間45分を基本とします。始業・終業時間等は活動状況により変動します。

⑵ 委 嘱
活動は、概ね週4日程度とし、1日の活動時間は概ね7時間としますが、活動の開始時間・終了時間等は活動状況により変動します。
休日・休暇⑴嘱 託
休暇等のその他勤務条件等については、町が定める西ノ島町嘱託職員取扱要綱に準じます。ただし、休日等に活動した場合は代休対応となります。
住宅町指定の住居
募集期間〜2019/7/31
応募資格・選考基準・現在、三大都市圏をはじめとする都市地域(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)に
在住の方で、住所を西ノ島町に異動することができる方
・普通自動車免許を持っている方または採用までに取得予定の方
・パソコンの一般的な操作(ワード、エクセル)ができる方
・地方公務員法第16条に規定する欠格事項に該当しない方
※地域要件については、総務省の「地域おこし協力隊」の関連ページで確認してください。
選考プロセス1.本サイトからのお申し込み
2.書類選考
3.面接
※不採用理由についてのお問い合わせにはお答えできません
その他

西ノ島町役場HP
隠岐・西ノ島いいね!
2019年第1回 地域おこし協力隊の募集について