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裕福でなく幸福になろうよ
この街で

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"仕事だけの人生なんてまっぴらゴメンだけど仕事がない人生もつまらない"

そんな方にとって一生懸命働いて、一生懸命遊ぶという人生って魅力的なのではないでしょうか。そんなワークライフバランスを重視した生き方が、神奈川県茅ヶ崎にあります。

沖縄料理専門店を4店舗、沖縄石垣島に2店舗を経営している合同会社こころざし。海とともに、地域とともに商売を楽しんでいる飲食店です。海がない街では商売はしないと公言するほど、海を愛してやまない。


今回は、展開する店舗の1つ、茅ヶ崎駅から徒歩1分の場所にある「沖縄酒場 茅ヶ崎チャンプルー」にお邪魔しました。仕込み中にも関わらず店員さんが笑顔で迎えてくれます。茅ヶ崎にあるにもかかわらず、沖縄のアットホームな雰囲気がにじみ出ていて、初めて来たのにどこか懐かしさを感じる店内。ところかしこに沖縄の小物があって、趣向が凝らされています。

泡盛、オリオンビール、三線が飾られ、壁にはたくさんの写真が。よくみると店員さんの写真や、お客さんの記念写真がたくさん貼られています。地元に根付き、茅ヶ崎と共に大きくなってきた会社だということがわかります。


代表の志村冬樹さん。間違いなく面白い人です。

2009年に独立。次々と出店し、それらをすべて繁盛店に育て上げています。しかも、それらはすべて沖縄料理店。生粋の茅ヶ崎?沖縄?出身かと思えばシンガポールだとか。10歳までシンガポールにいて、20歳の頃に日本に来たという経歴の持ち主で、日本に来てから働くのかと思いきやバックパッカーをし始めるという型破りな人です。

「実はシンガポールに10歳までいたんですよ。20歳で日本にきてそこからバックパッカーとかしてましたね。よくいるピーターパンみたいな。とりあえず若い頃は面白いことを探してたんですよね。その時にこの街と出会って魅了されたんです」

バックパッカーとして世界を、そして日本を周りたどり着いた地。

「産まれるとこは選べないけど、死ぬ場所は自分で選びたい。だから茅ヶ崎で死のうと決めたんです」

そう語る志村さんは地域に根を張り、仕事に励んでいます。

−茅ヶ崎のどんなところに魅了されたんですか?

「田舎すぎず都会過ぎないところかな。10分も歩けば海っていうのが魅力的で、海好きには本当に住みやすい街なんです。人も優しいし、外から来たのに分け隔てない暖かさで迎えてくれる。うちの店のスタッフの中にも移住者は結構いるんですよ。そう考えると茅ヶ崎はやっぱり魅力的で、僕はやっぱり茅ヶ崎が好きなんですよね」

「サーフィンもこの街の魅力の一つですね。この街に住むならサーフィンやってみても損はしないよね。せっかく海沿いに住むなら海を楽しんでほしいよね」

スタッフもサーファーが多いそうです。中にはビーチクルーザーで出社する人や、海パンで出勤してる人もいるとのことで、都会では味わえない海の男たちの日常を教えてくました。


「湘南」というと、お洒落で若者の集う街というイメージがあるかもしれませんが、茅ヶ崎は観光客に溢れる鎌倉や江ノ島とはまた違う独特の文化が根付いています。湘南にあるのに湘南ではない独特の趣があるようで、何十年も前から茅ヶ崎に住みつづけている人たちと、移住してきた人たちがお互いのバックボーンを楽しみあう文化を作り出しています。移住者はサーフィンなどのマリンスポーツを楽しんだり、海でBBQをやったりと、いわゆる湘南ライフを積極的で活動しているのだとか。そのおかげか、最近では移住してくる方が多くなっているそうです。

― どうして沖縄料理店を中心に飲食店を展開しているんですか?

「そもそも飲食店をやり始めた理由が、サーフィンしながらでもできるかなーって思ったからなんですよね。正直いうと甘い気持ちでいて、当時は仕込みがあることすら知らなかったんです。まずは地元の飲食店に就職して修行しました。実際働いてみて、人に素直にありがとうって言われるとどんどん楽しくなってきたんですよね。そんなこと言われる人生ではなかったからね。この仕事が好きだなーって。それで、なんで沖縄料理かというと、もちろん沖縄が好きってのもあるんだけど、当時の茅ヶ崎には丁度、沖縄料理店がなかったんですよね。だからブルーオーシャンだったっていうのも1つの理由です」

もともと飲食業をやり始めたのは曖昧な気持ち。それでも続けていくうちに飲食業の魅力にはまってしまったのだとか。


好きなことが単純に仕事になったと語る志村さん。茅ヶ崎の魅力を話し出すと止まりません。

「茅ヶ崎の人たちはオーナー同士も仲良がよくって、僕は今年から商店街の会長もやっています。会員の世代交代もしているから田舎の古臭い習慣とかもなくて風通しもいい。茅ヶ崎には若いうちから僕みたいなよそ者でも活躍できる環境がある。この横の繋がりが街の財産なんです。この財産を活用して茅ヶ崎をもっと盛り上げていきたいって思っています」

―お店を経営していく上で大切にしていることを教えてくだい

「雰囲気作りにはしっかりと理想があって、敷居が低い店作りを意識してますね。飲食店って街の人から愛されないといけなくて。だから、店の見た目もそうだけど、『いらっしゃいませ』じゃなくて、『どうも』とか『こんばんわ』って言える店にしていきたいんです。そういう接客が最高だと思っているんですよね」

どんな人が来ても十分に楽しめる、閉鎖的でなく、懐の深い沖縄料理店。お客さんの期待に応えるようにスタッフ一同、日々試行錯誤。その積み重ねが今の空間を作り出しています。誰もが心地よく楽しめるように、こころざしらしい工夫が随所に散りばめられているようです。

子供が楽しめるようにと設置したスーパーボール

 

「あと、僕はこの会社を大きくしないと決めて経営しているんです。これから500店舗やるぞーってわけではない。当然、それなりに店舗展開をしなければいけないんだけど、規模の大きな会社にはしたくない。だから何歳なっても現場で働いてもらうことになります。だから、一緒に働く社員には独立を目標に日々努力してほしいですね。自分の店を持って自分の骨を埋める場所を見つけて欲しいんです。正直、独立せず会社にいてくれたら助かるし、嬉しいけど。ただ、僕の会社は正直言うと年収800万が限界なので。もっと上を目指したいのであれば、うちで勉強して独立を目指してほしいです」

独立。それはきっと簡単なことではないはず。

その大変さも、楽しさも知っているからこそ、この場所で学び支えてくれるのでしょう。

「あと会社を継いでくれる人がいてもいい。僕は僕なりにまだまだやりたいことがたくさんあるから継ぎたい優秀な人がいたら嬉しいですね。心の何処かに新しいことしたいって気持ちも芽生えていて。本当にしっかり想いがあってやりたいなら会社をあげてもいいと本気で思っています」

「ポークマン~肉の王子様~」地元のプロレス団体のキャラクターになっている

 

―従業員の方が同じ街に飲食店を出す弊害はないですか?

「飲食店を出すことに問題はないけれど、同じ業態は良くないね。そもそも飲食店は街の人にあってよかったって思われないと意味がないからね。だから同じ業態が増えても意味がないと思う。街の人の飲食店に対する選択肢が増えることに意味があって。肉、魚、沖縄料理屋もあることが大切。やっぱりいい街って選択肢があることだと思うんですよね。きれいな店もあれば汚い店もちゃんとある。どんな人が来ても、それなりに楽しい街の方がいいじゃないですか」


−どんな人と一緒に働きたいですか?

「シンプルに言えばスポーツバカかヤンキーがいいね。なぜかって根性があるから。根性って今の世の中じゃ使いにくい言葉になっちゃったけど、やっぱり土日休みじゃないし、夜遅いから飲食店ならではの大変さってあるんです。あと、この商売をしているとなんだかんだ偏見がある。『せっかく大学出たのに何で居酒屋なの?』って考え方はまだまだあるんですよね。悔しいけど。だから水商売を誇りを持ってやってほしんです。その大変さや偏見は気合いと根性があれば乗り越える。そして、その先にあるそれぞれの幸せを見つけてほしいよね。人それぞれでいいからさ。幸せって気づくものだと思うんです。その幸せって案外、目の前にあったりするんですよね」

飲食店で気合いと根性と聞くと色眼鏡で見てしまいがちだが、今年の社員の有給消化率は100%を達成している。さらに来月に新しい店舗が開店するが、10年頑張ってくれた社員へ退職金がわりにプレゼントとしてあげるとのこと。「かっこいい、いけてるオヤジになりたい」という志村さんは、最後は感謝で繋がっている茅ヶ崎を愛している。そして、ちゃんと独立する人と向き合いたいと思っている。こうした繋がりが新しい幸せを作り出していくのでしょう。


今後は、沖縄の那覇にお店を出す予定もあるのだとか。「沖縄酒場 茅ヶ崎チャンプルー」が入るビルは自社ビルだそうで、上の空いているフロアを活用して何かしたいそうです。また、新たに動き出す。ワクワクしているのが伝わってきます。

「僕が大切にしているのは裕福でなく幸福になろうよというビジョンなので。目標でいうと、社員全員年収800万にしたいです。それ以上は幸福感がそこまで変わんないと思うんですよね。あとはこの街で幸せに暮らしていきたいですね。僕たちは裕福になるんじゃなくて幸福になりたい人達と仕事がしたいです」

従業員ではなく、一緒に街を盛り上げる仲間の募集と言った方が近いのかもしれません。海辺の街。茅ヶ崎で憧れの湘南ライフを楽しめそうですね。

 

求人募集要項
企業名・団体名合同会社こころざし
企業・団体情報【業種】飲食業
【設立】2010年12月
【資本金】300万円
【従業員数】15名(バイト含め60名)
【施設】飲食店5店舗経営(神奈川県湘南地域4店舗・沖縄県石垣島1店舗+2019年度1店新規出店予定)
募集職種店長候補・店舗スタッフ
雇用形態正社員
仕事内容・調理全般
・接客
・発注、レジ業務、情報発信など、お店に関わること全般
採用人数若干名
給与月給250,000〜550,000円
昇給・時間外手当あり
福利厚生・賞与あり(業績による)
・社会保険(厚生年金・健康保険・雇用保険・労災保険)
・住宅補助あり(社員寮完備)
・退職金あり
・独立支援あり(3名独立済み、1人独立予定)
・沖縄研修旅行無料
・まかない無料

勤務地神奈川県茅ヶ崎市共恵1−3−22
勤務時間14:00〜25:00
休日・休暇完全週休二日制
有休休暇あり
住宅社員寮完備(茅ヶ崎駅から10秒)
募集期間〜2019/2/21
応募資格・選考基準街が好きで海が好きで人が好きな方
サーファー・スポーツマン歓迎
独立したい方歓迎
選考プロセス1.本サイトからのお申し込み
2.書類選考
3.面接
※不採用理由についてのお問い合わせにはお答えできません
その他

沖縄酒場茅ヶ崎ちゃんぷるーホームページ